男性も必見!肌ケアの基本とその重要性とは?
スキンケアは近年、女性だけでなく男性もスキンケアへの関心が高まっています。
ヘアメイクアップアーティスト 小田切ヒロさんの勧めるスキンケアの基本についてまとめました。
男性もスキンケアが必要?
昔は女性のものと思われがちだったスキンケアも、今ではビジネスパーソンの身だしなみとして定着しつつあります。肌の清潔感は、第一印象や信頼感に直結し、仕事のパフォーマンスにも好影響を与えるのです。
SNS時代の影響も大きい
InstagramやYouTubeの普及により、「自分をよく見せたい」という意識が高まったことも、男性の美容意識向上に拍車をかけています。スキンケアアイテムの市場も拡大し、洗顔・化粧水・美容液・クリームといったアイテムを使いこなす男性も増加中。
小田切ヒロさん曰く、肌は“育てる”もの。誰でも綺麗になれる!
小田切さんによると、肌は臓器であり、日々生まれ変わるもの。つまり、正しいケアをすれば年齢に関係なく美しい肌が手に入るそう。実際に小田切さんは42歳ながらも、まるで10代のようなツヤ肌!その秘密は、毎日の丁寧なケアにあるとのこと。
クレンジングと洗顔、それぞれの役割とは?
まずはここから始めよう!取り去るケア(クレンジング&洗顔)
クレンジング=“溶かすケア”
- 主にメイク・皮脂・汗など油性の汚れを落とす役割
- 毛穴の奥に詰まった汚れや、酸化した皮脂も溶かしてくれる
- メイクをしていない日でも、皮脂や汗は分泌されており、空気や紫外線で酸化して肌トラブルの原因に

クレンジングはメイクを落とす物だと思っていました。
メイクしない日にもクレンジングをしても良いのですね。
洗顔=“流すケア”
- クレンジングで浮かせた汚れを洗い流すためのステップ
- 肌表面に付着したホコリや古い角質、クレンジング後の残留物を落とす
この2ステップが揃って初めて「本当に汚れが落ちる」スキンケアが成立するのです。
クレンジングと洗顔を怠ると、古い角質の上に化粧品を重ねてしまい、逆に肌の状態を悪化させてしまうことも。
つまり、「与える前に、まず取り去る」が鉄則!
洗顔は“刺激少なめ”をチョイス
クレンジングでしっかり汚れを落とした後は、洗顔は優しく整える役割にシフト。
洗顔のおすすめは【無印良品 マイルド保湿洗顔フォーム】
- 洗浄力は控えめで肌に優しい
- 敏感肌でも使える
- ストレスや自律神経の乱れにも配慮された安定感
ビジネスパーソンに多い“肌のゆらぎ”にも安心して使える名品です。
毛穴ケアは“ピンポイント”で攻める!
毛穴が目立つ人は、顔全体ではなく小鼻や頬まわりなど「部分ケア」がポイント。
毛穴ケアにおすすめ【ソフィーナ iP ポアクレンジングジェルウォッシュ】
- 竹炭配合で毛穴の奥の汚れを吸着
- ジェルタイプでパックのように密着
- 毛穴を柔らかくして、目立たなくする効果も!
クレンジング&洗顔後、特に毛穴が気になる箇所に“追加ケア”として使えば効果大!
水の温度も重要ポイント!
「水と油、どっちがいい?」という問いの答えは、“バランス”です。
肌の美しさは「モイスチャーバランス(油分と水分の比率)」で決まります。
- 洗顔時の水温は体温より1~2℃低いくらいが理想
- 熱すぎると皮脂を取りすぎて乾燥や皮脂過多を招く
温度に気をつけるだけでも、肌のコンディションが大きく変わるのです。
シャワーを顔に直接当てるのはNG!
ついやってしまいがちな行動のひとつが、シャワーを顔にそのまま当てること。
CMでは気持ちよさそうに見えますが、これは肌にとって強すぎる刺激になります。
- 刺激が毛穴を開かせ、たるみや乾燥の原因に
- 肌はとても繊細。スキンケア以外の刺激は極力与えない方がベター
- 顔を洗うときは、シャワーは使わずぬるま湯を手ですくって優しく
顔に直接シャワーは「肌が泣いている」サイン。今日からやめましょう!
🫧 正しい洗顔は「泡の質」と「タッチの強さ」が命
洗顔=泡を立てる、までは多くの方が知っていますが、泡の扱い方にもコツがあります。
泡の状態によって洗浄力が変わる
- 泡立て中:洗浄力が高い
- 完全に泡立った後:洗浄力がやや弱くなる
汚れがしっかりあるときは「肌の上で泡立てる」のがベスト。
ただし、肌が敏感なときはあらかじめ泡立てたもので優しく洗いましょう。
泡洗顔でも「少しは触れる」が正解
- 「絶対にこすらない」は正解
- でも「全く触れない」もNG
→ ほんの少しの接触(優しいタッチ)が不要な角質を落とす鍵
特に男性や肌が硬めの方は、軽く滑らせるように洗うのがおすすめです。
見逃し注意!スキンケアすべきポイントはここ
- 首、首の後ろ、耳、耳の後ろ
→ 実は他人からは「正面以外」から見られていることが多く、ここがケアされていないと印象ダウンに。 - 耳の後ろは汚れが溜まりやすいゾーン
→ クレンジングも化粧水もここまでしっかり届かせましょう。年齢を重ねるほど差が出ます。
スキンケアで最も大切なのは“マインドフルネス”
現代人は、何をするにも“ながら作業”が当たり前。
ですが、スキンケアにおいては 「今、自分の肌と向き合う時間」を持つことがとても大切と小田切さんは語ります。
- 洗顔中はスマホを見ず、鏡を見ながら肌状態をチェック
- 感覚に集中することで、「すっきり感」や「肌の変化」に気づける
- 1日5分でOK。肌と対話する時間を作ることで、ケアの質も変わる
これを「スキンケアのマインドフルネス」と呼び、実践することで肌も心も整うそうです。
💧 洗顔後は“潤いチャージ”が必須
洗顔後に必要なのは、「潤い=化粧水」。これを怠ると乾燥や小じわの原因に。
正しい化粧水の使い方
- 基本は1回塗布+重ね塗り(合計2回)
- 1回で肌になじませ、2回目で潤いを肌全体にしっかり届ける
- 顔の大きさは人それぞれ。必要な量は個人差アリ!
「顔=スキン」ではない!
多くの人が顔だけに化粧水を使いがちですが、
「スキンケア=肌のケア」=全身のケアが理想です。
「顔も体の一部。スキンケアは全身で考えてほしい」
そんな視点を持つだけで、肌はどんどん応えてくれます。
化粧水は「感覚」じゃなく「丁寧に」が基本
- NG例:感覚的にパシャパシャ塗るだけ
→ 肌に乗っているだけでは効果が限定的。摩擦を避けつつ「手で包み込むように」なじませるのが◎。 - ポイント:マインドフルに肌の状態を感じ取る
→ 「今日は少し乾燥してるな」「ここに吹き出物が出てるな」など、肌の声を聞きながら丁寧にケア。
化粧水は「リフトケア対応」で差をつける!
肌のハリが気になる方には【オバジX フレームリフトローション】
- 潤いはもちろん、**重力に負けない“引き上げ効果”**にも着目
- 地球にいる限り下がる皮膚を、ローションで上向きに!
肌の印象が“キュッと”引き締まる感覚が実感できるので、毛穴・たるみ対策にも◎。
美容液は「悩みに応じて選ぶ」ことが大切
- エイジングサイン(シワ・シミ・たるみなど)に合わせた美容液選びを
→ 目的が明確な人は部位別に。原因が分からない方は「トータルエイジングケア美容液」がおすすめ。
小田切ヒロさんおすすめ美容液 【資生堂メン 美容液 メンズ アルティミューン】
→ 軽い乳液のようなテクスチャで使いやすく、世界的にも評価が高い万能型美容液。ベタつきなし。

美容液の塗布は“タッピング”で仕上げる
こすらず優しくリズミカルに
→ 摩擦は肌の負担になるためNG。指の腹で軽く叩くように馴染ませて。
首までケアして血流アップ
スキンケアにはマッサージ効果もあり、特に首まわりを意識することで血流が良くなり、顔色やむくみにも効果的です。
「顔だけ集中ケア」はもう古い!
首や肩のリンパの流れを意識しながら、マインドフルにケアすることが大切です。
プラスαケア:耳マッサージで血行促進
肌の調子を整えるには、血流の巡りも重要。
おすすめは、1日1分の「耳まわし」ケア。
- 耳を軽く引っ張って、ぐるぐる回すだけ
- 顔全体がぽかぽかして血行が促進される
ストレスがたまりやすい人は、Uゾーン(あご周り)に肌荒れが出やすい傾向あり。血流ケアも習慣に!
乳液で“柔らかい肌”をつくる
乳液の主な役割は、
- 肌を柔らかくする
- 化粧水・美容液の浸透をサポート
- 肌の水分を閉じ込める“フタ”の役割
近年では「先行乳液」も登場し、スキンケアの最初に使うケースも。
小田切ヒロさんおすすめ【キュレル 潤浸保湿 乳液ケアメイク落とし】
敏感肌にも優しく、拭き取りと乳液の2役をこなしてくれる万能アイテムです。特に忙しい方、男性にも◎。
クリームで潤いに“フタ”
クリームの役目は、
- 蒸発防止(化粧水・美容液の成分を逃がさない)
- モイスチャーバランスの維持(乾燥を防ぎ、皮脂の過剰分泌を抑える)
- 艶・ハリを与える
小田切ヒロさんおすすめ 【ラロッシュポゼ シカプラストリペアクリーム】
敏感肌対応で、韓国でも人気の「シカ成分」配合。
赤みケア+自然な艶を叶えるので、ビジネスシーンでも好印象な“生き生き肌”が手に入ります。

番外編・時短派にはこれ!
「スキンケアに時間がかけられない…」という方には、
- キュレルの拭き取り乳液クレンジング
- ドクターシーラボのVC100ホットピールKEANAクレンジング
といった時短かつ効果的なクレンジング系を。温感効果で毛穴ケアしつつ、さっと使えて便利です。
【エイジングサイン対策】しわ・目元・肌悩み別に選ぶ!大人の美容クリーム&ケア法
年齢を重ねるにつれて気になってくる“しわ”や“目元のたるみ”。
でも、すべてのしわを消せば良いというわけではないのをご存じですか?
今回は、「育てるしわ」と「消したいしわ」の違いから、おすすめの美容クリーム、そして目元ケアの極意までをご紹介します。
育てるしわ vs 消したいしわ
しわには大きく分けて2種類あります:
- 育てたいしわ(横じわ)
目尻の笑いじわなど、優しさや親しみを感じさせる表情じわ。
→ 消さずに自然に残すのが◎。 - 消したいしわ(縦じわ)
眉間やほうれい線、マリオネットラインなど、老け見えの原因になるしわ。
→ 集中ケアで積極的にアプローチすべき!
おすすめ① エリクシール レチノパワー リンクルクリーム
縦じわ全般に効果的な総合しわ改善クリーム。
- 深いしわから細かい表情じわまで対応
- ドラッグストアでも買える手軽さ
- 全顔使いOK、気になる部分への集中ケアにも◎
「しわを一掃したい!」という方にぴったりの1本。

おすすめ② エピステーム ステムサイエンスアイクリーム
目元専用の高保湿・高密着クリーム。製薬会社「ロート製薬」が手がけており、信頼度も抜群。
- 目元のしわ・たるみ・くすみにアプローチ
- 潤い+ハリ感で若々しい印象へ
- 軽いジェル状のテクスチャーでデリケートな目元にも◎
目元は「顔の印象を決める鍵」。だからこそ、専用ケアが大切です!
塗るときのコツ:薬指で“優しくタッピング”
目元の皮膚は、卵の薄皮ほどデリケート。
クリームを塗るときは、力の入りすぎない薬指を使って、優しくトントンとタッピングしましょう。
強くこすると逆にしわの原因になるので注意!
自分に合ったケアを見極めるポイント
どんなに良い製品でも、「おすすめされたから」ではなく、自分の肌の悩みに合わせて選ぶことが大切。
- 毛穴が気になる → 毛穴ケア中心に
- 乾燥がひどい → 保湿強化
- しわが目立つ → 専用クリームで集中ケア